自転車タイヤの刻印
35-622
700x35c / 28x1.35 と書かれることもありますが、インチ表記はメーカーによって別の ETRTO を指すことがあります
- 35タイヤの幅(mm)
- 622ビード座直径(mm)=リム径
35-622 は、幅35mm・ビード座直径622mmのタイヤで、「700x35c」と書かれます。クロスバイクなどの700Cのリムに付きます。ミシュランやシュワルベは 37-622 も 700x35C と表すので、「700x35c」の表記だけでは幅が決まりません。ETRTO の数字で確認してください。
35-622 が使われている自転車
リム径 622mm のタイヤ一覧と、取り違えやすいリムは 700C(622)のページにまとめています。
合うリム内幅の目安
幅 35mm のタイヤに合うリム内幅の目安は 17〜27mm [12,13,14,15,16]
規格上の組み合わせで、外れたら付かないという意味ではありません。リム内幅はリムの外幅ではなく、内側の幅です。
この目安の読み方
ETRTO(欧州タイヤ・リム技術機構)2024年版の「タイヤ幅とリム内幅の組み合わせ」表(シュワルベが公開)を、タイヤ幅の区分ごとに使えるリム内幅の最小〜最大に直したものです。リム内幅はリムの内側の幅(フックの間)で、外幅ではありません。この表は規格上の組み合わせで、外れたら付かないという意味ではありません。シュワルベは表にない組み合わせでも実用上問題ない例は多いとしつつ、その場合は自己責任で、規格が実情より遅れがちだとも書いています。フックレス(ストレートサイド)リムに付けられるのはチューブレスレディ(TLE/TLR)のタイヤだけで、チューブを入れて使う場合も同じです。リムメーカーの最大空気圧・対応タイヤの指定がある場合はそちらを優先してください。表は改定で変わっています。シュワルベの2015年版の表(当時のETRTO)では23mm幅は内幅13〜15mmと細いリムが前提でした。2020年ごろの改定で設計の基準になるリムが広がり、たとえば25mm幅のタイヤは内幅19mmのリムを基準に作られるため、15mmのリムでは表示より細く(約23mm)なるとされます。ISO 5775 の表(Wikipedia 掲載)は上限がこの表と同じで、下限は22〜27mm幅で13mm、28mm幅で15mmと、細いリムまで含みます。実際の幅は製品の誤差や空気圧で1〜2mm変わり、太くできるかはフレーム・ブレーキとのすき間でも決まります。
掲載しているサイズとの関係
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700x32c(32-622) 条件付きで付く
同じリム径(622mm)で、幅が3mm細い。今のリムの内幅が、替えるタイヤの幅に合っているかを確かめてください。
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700x38c(38-622) 条件付きで付く
同じリム径(622mm)で、幅が3mm太い。今のリムの内幅が、替えるタイヤの幅に合っているかを確かめてください。
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700x28c(28-622) 条件付きで付く
同じリム径(622mm)で、幅が7mm細い。今のリムの内幅が、替えるタイヤの幅に合っているかを確かめてください。
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700x25c(25-622) 条件付きで付く
同じリム径(622mm)で、幅が10mm細い。今のリムの内幅が、替えるタイヤの幅に合っているかを確かめてください。
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700x23c(23-622) 条件付きで付く
同じリム径(622mm)で、幅が12mm細い。今のリムの内幅が、替えるタイヤの幅に合っているかを確かめてください。
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27x1-3/8(37-630) 別サイズ(そのまま置き換えられない)
27インチ(27x1-3/8・27x1-1/4 など)はBSD 630mmで、700Cより直径が8mm大きい別のリム。日本ではシティ車に多い。「700C」と「27インチ」は呼び方の違いではなく別サイズ [3,7,17]
合うチューブとバルブ
- チューブの表記
- 700x35-40C
- バルブ
- 英式・米式・仏式
パナレーサーは 700×35〜40C を英式・米式・仏式(33mm・48mm)で出しており、英式・米式は 27×1 3/8〜1/2 と兼用。シュワルベの SV17(仏式)は 28〜47-622 に対応。 [4,5]
バルブの種類がわからないときは バルブの種類の見分け方、サイクルコンピューターの設定値は 周長の計算 へ。
注意すること
- パナレーサー(パセラ・グラベルキングSK・ツアーガードプラス)は 700×35C を 35-622 とする。ミシュランは 35-622 を 28x1.35・700x35C、37-622 も 28x1.40・700x35C としている。シュワルベも 37-622 を 700x35C と同じサイズとして扱う。[1,2,6,7,8]
- タイヤ幅の目安はリムの内幅の1.4〜2.4倍とする販売店の説明がある。ホイールメーカーが推奨幅を出していればそちらを優先する。幅を広げるとフレームやブレーキに当たることがあるので、すき間も確認する。[9,10]
- 英式と米式はリムのバルブ穴が同じ大きさで、仏式の穴は一回り小さい。英式・米式のリムに仏式チューブを使うときはスペーサーなどで穴の差を埋める。[10,11]
よくある質問
出典
- パナレーサー「パセラ 製品ページ(サイズ表)」 (2026/10/17 確認)
- パナレーサー「グラベルキング SK 製品ページ(サイズ表)」 (2026/10/17 確認)
- Sheldon Brown(Harris Cyclery)「Tire Sizing Systems(ISO/ETRTO・BSD 一覧・小数と分数の法則)」 (2026/10/17 確認)
- パナレーサー「サイクルチューブ 製品ページ(サイズ・バルブ一覧)」 (2026/10/17 確認)
- bike-components「Schwalbe Inner Tube 17 for 28"(28/47-622)」 (2026/10/17 確認・検索結果の抜粋で確認)
- パナレーサー「ツアーガードプラス 製品ページ(サイズ表)」 (2026/10/17 確認)
- ミシュラン「Dimensional Conversions tables(自転車タイヤ ETRTO・インチ・フレンチ表記の対照表)」 (2026/10/17 確認)
- シュワルベ「Tire sizes(ETRTO・インチ・フレンチ表記の説明)」 (2026/10/17 確認)
- サイクルスポット(ル・サイク IZU)「自転車のカスタムは足回りから② ~タイヤ交換~ 太さ(幅)を変える時に注意するポイント」 (2026/10/17 確認)
- パナレーサー「製品Q&A(W/OとH/E、チューブの選び方、空気圧)」 (2026/10/17 確認)
- サイクルベースあさひ「自転車チューブの種類と選び方(英式・仏式・米式バルブ)」 (2026/10/17 確認)
- Schwalbe(Ralf Bohle GmbH)「Possible combinations of tire widths and inner rim widths(ETRTO Standard 2024)」 (2026/10/17 確認)
- Wikipedia(英語版)「ISO 5775」 (2026/10/17 確認)
- Schwalbe(Ralf Bohle GmbH)「Schwalbe Tech Info(2015年版・英語)」 (2026/10/17 確認)
- サイクルヨシダ「自転車タイヤ寸法サイズ一覧」 (2026/10/17 確認)
- Schwalbe(Ralf Bohle GmbH)「Bicycle Tire Dimensions(Technology/FAQ)」 (2026/10/17 確認)
- ブリヂストンサイクル「使っている自転車のタイヤのサイズを確認するにはどうすれば良いですか?」 (2026/10/17 確認)
- サイクルベースあさひ「タイヤ幅の違いを知ろう!25Cとか32Cってなんのこと?700Cとは違うの?(ちりりんコラム、2021年4月)」 (2026/10/17 確認)